立ち入り禁止の魅力
できないことをやってみたくなったり、入れない場所に入りたくなったりすることがあります。もちろん、もう大人なので、立ち入り禁止と書いてあれば入ることはありませんし、絶対に無理だとわかっていることにはチャレンジすることが少なくなりました。若いころには、防波堤の柵を乗り越えてみたり、あまり勝算のないようなことにもチャレンジしてきました。今も、スタッフオンリーやスタッフ以外立ち入り禁止などの文字を見ると、中はどんな風になっているのかと、とっても気になってしまいます。
高校生の頃、初めてしたアルバイトは飲食店のウェイトレスでした。飲食店には家族と訪れたことがありますが、厨房やスタッフの休憩室には入ったことはもちろんありません。初めての勤務の日、中に入れたことがとても嬉しくて、とてもわくわくしました。そういった初めての場所に入るときのわくわく感は今でもあります。医療関係の資格を何も持たない私ですが、以前美容整形外科の受付として働いていたこともありました。絶対に入ることのできない、手術室やスタッフの休憩室、それぞれの施術を行う部屋などに勝手に自由に入ることができました。この時も、初勤務の日はとてもわくわくしたし、とっても楽しい気持ちになりました。しかし、慣れてしまうと、わくわくもドキドキもすべてなくなってしまいます。定期的に新鮮な気持ちで生活がしたいのか、定期的に自分の部屋も模様替えをします。模様替えをしたがる人は情緒不安定だ、と主人に言われるのですが、模様替えの終わった部屋はいつも新鮮でとても楽しくなります。
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